ソチオリンピック: 女子フィギュア ショート |
今さらソチオリンピックの女子フィギュア個人戦を振り返ってもなぁとは思うのですが、私の備忘録として書き留めておきます。
まず女子個人戦のショートですが、私はコストナーとリプニツカヤのプログラムが好きでした。
コストナーのアベマリアはとても美しく、白いコスチュームで演技するコストナーはとても優雅で、彼女にぴったりの曲だなぁと思いました。そして4年前のバンクーバー五輪とは比べものにならないほど、ジャンプが安定していて流れも美しく、正直びっくりしました。今回はソチオリンピックに合わせた調整がうまくいったのですね。コストナーは自信を持って落ち着いて滑ってるようで、それが更に曲の雰囲気にマッチして優雅な佇まいを生みだしてるように見えました。美しかった!コストナーが滑り出した途端、氷の上が神聖な雰囲気に変わりました。ショートでは私は一番コストナーがよかったと思いました。
リプニツカヤは、団体戦では完璧でしたが、個人戦では珍しくジャンプを失敗。しかし、ハートを氷の上に描いて、最後もハートを氷の上に描くこのプログラム、私は大好きです。しかも彼女しかできないキャンドルスピン、柔軟性がすごいです!すっかりファンになってしまったので、これからもユリア・リプニツカヤを応援していきたいです。手始めにユリアって呼ぼうかな❤︎(←ファンじゃない人にはどうでもいいですね。)
ショートのキムヨナは流れがあって綺麗だったけど、正直あまり感動しなくて、無難にまとめたなという印象でした。今回が悪かったわけではなく、やはりバンクーバーの007がプログラムとして完成度が高く、あの時はキムヨナの演技に吸い込まれたし、表情も魅力的で、メリハリのある素晴らしいプログラムだったのだなと過去を振り返ってしまいました。ただ、このソチの大舞台でほぼノーミスにまとめてくるキムヨナは、やはり精神面が強くさすがだなと。真央ちゃんのショートで、大ベテランでもオリンピックでは想像をこえる緊張とプレッシャーで体が動かなくなることがあるのだと本当によくわかったので、ノーミスで決めてくるキムヨナにはさすが金メダリストと賞賛の言葉を贈りたいです。巷では点数に関していろいろ言われてますが、もしそれが仮に本当だとしても、キムヨナがジャンプを本番で成功させないことには、点数だって高くはつけられないと思うのです。ふわりと柔らかいジャンプを流れの中で美しく決める。この安定感は抜群で、本番に強い選手だなと思わずにはいられません。
ソトニコワの赤い衣装でのカルメン、よかったです!独特なスピンもあって個性的でしたし、なによりジャンプが高くて綺麗で、全体的にパッションが感じられました。勢いがあるってこういうことねという若さを感じました。
実はすでにフリーの感想と総括もこのあとに書いたのですが、長すぎて自分がドン引きしたので(笑)、二つの記事に分けることにしました。なので、フリーは明日以降にアップします。
シンガポールでもオリンピックのフィギュア、TVで放映してくれたらいいのになぁ。ネットで見てるけど、やっぱりTVの大画面で見たかった!