マラッカ旅行①: 観光篇 |
ポルトガル旅行記もまだ途中なので、マラッカ旅行記はサクッとしたものに。
マラッカと言えばのオランダ広場のクライストチャーチ。
その横にはスタダイズという元市庁舎。
丘の上からスタダイズを撮影。
スタダイズの日本語説明もありました。
そして、St.Paul's Churchと言えばのザビエルさん。ポルトガルに続いてここでもお会いするとは!
マラッカは、オランダ、ポルトガル、イギリスに統治されていた時代があるので、その国の文化や建物が反映されたものが残ってるんですよね。そんな歴史を生き抜いてきたSt.Paul's Church、歴史を感じます。
世界遺産だけあって、マレー人も観光にたくさん訪れていました。
このSt.Paul's Churchには子猫がたくさんいて、思わずそちらに気がとられます。
ひなたぼっこ中の子猫ちゃん。
壁を上りたいけど、上れない猫ちゃん。
St.Paul's Churchは丘の上にあるので、遠くにマラッカ海峡も見えます。ポルトガルでここから航海に出たんだなという海を見てきたばかりなので、ポルトガルからここにも辿り着いたのかと思うと感慨深いものがあります。
大航海時代、海に面してるマラッカは、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地として翻弄され、その後は日本にも統治された時代があり、中国からは中国人がやってきて、いろんな文化が混在します。
ここまで書いておいて何ですが、世界遺産としての見どころは少なめです。特にポルトガル旅行に行ったばかりなので、歴史的建造物は小規模に感じますが、街が小さいゆえにサクッと短時間でまわれるので、シンガポールからの週末の小旅行としておすすめです。一泊二日で十分楽しめるShort Tripです。
桃太郎のイチ押しは、何と言ってもBaba & Nyonya Heritage Museumです!これを観ることができただけでも、シンガポールからバスではるばる6時間かけてマラッカに来てよかった〜と思いました。
中は撮影禁止なのですが、ガイドの方とツアーでまわります。このガイドの方の説明がユーモアがあって面白いし、とてもわかりやすく上手で引きこまれます。(英語での説明になるので、事前にプラナカンについて少し勉強しておくとより理解しやすいかもしれません。)
美術館と言っても、コロニアルスタイル+プラナカン文化の残るおうちを丸ごと保存してる状態で、中は圧巻の一言。(画像はHPからお借りしました。)
このババ&ニョニャ ヘリテージ ミュージアムに行くと、プラナカンの本場はマラッカなんだなぁと感じました。考えてみたら、中国からやってきた男性とローカルのマレー人の女性が結婚してプラナカン文化ができあがったので当たり前なのですが、シンガポールにもプラナカン美術館やプラナカンスタイルの家を見ることができたので、それで満足してるところがありました。
シンガポールのプラナカン美術館もとても素晴らしく、友達がシンガポールに遊びに来たら勧めていますが、ザ・美術館という、いわゆる展示型スタイルです。
Baba & Nyonya Heritage Museumは、住んでいたおうちそのものに家具があったり、絵が飾られ、いくつかは展示品があったりと、まるでタイムトリップしたかのような空間が広がります。
プラナカンに興味のある方、歴史が好きな方などは必見です!
イギリスのヴィクトリア時代のタイルが敷き詰められていたり、中国の絵や家具が置いてあったり、この家の持ち主であるプラナカンの方の親戚一同の写真があったりして、興味津々で観させていただきました。陶器も展示されており、お葬式は白に青の模様の陶器を使い、3年も喪に服すそうです。いわゆる我々がプラナカンの陶器と思っているパステルカラーの陶器はお祝いの時だけに使うものなのだとか。
日本統治時代のバナナ・マネーも展示してありました。バナナの木がお札に描かれていたので、バナナ・マネーと呼ばれていたそうです。少し胸が痛みますが、教科書ではないこういったリアルなものを目の前にすると、歴史をより身近に感じると同時に、同じ過ちは犯してはいけないなという思いが強くなります。
この美術館は、ガイドさんの説明つきのツアーでしかまわれないため、事前にHPから予約していった方が確実ではあるようです。私達はたまたま通りがかった夕方5時の週末の最終ツアーにすぐに参加できたのでラッキーでした。
ちなみに、マレーシアはシンガポールと違い、お手洗いが和式ぽい形だったり床が濡れていたりすることが多々あるのですが、ここはお手洗いも洋式でとても綺麗でしたので、お手洗いもおすすめです。
Baba & Nyonya Heritage Museumでは最後に小さなおみやげ屋さんもあり、そこでマラッカの記念にカラフルなミトンを購入しました♬
ニョニャの方々はお裁縫が得意ということで、よくビーズ刺繍のミュールやサンダルが売ってますが、こちらのミトンも手作りです。
反対側もカラフルで、こちら側を上にして鍋を持つこともできます。描かれている牡丹は中国の国花で、富や高貴を意味し、縁起のよい花としてプラナカンには欠かせない模様のようです。日本でいったら桜のような存在でしょうか。
作ってる方達がアジア人だけあって、このミトンのサイズが通常の既製品のミトンより小さめで、手の小さな私にも使いやすそうなサイズだったのと、最近購入した黒いストウブに合うな〜と思って一瞬で即決して購入してしまいました。
これで役者は揃ったので、ストウブでそろそろ料理をしなくてはですね\(//∇//)\
あっ、腕が揃ってなかった、、、なんてオチにならないように頑張りたいと思います。